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霧島くらしーWaがままてくてくー

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2015年1月29日(木) 新燃岳噴火から4年

2015年1月29日 13:30~15:30 
霧島市国分シビックセンターで 講演会「新燃岳噴火から4年! 見つめなおそう霧島山」があった

講師は 鹿児島大学大学院理工学研究科 井村隆介準教授
2015年1月29日(木) 新燃岳噴火から4年_e0095197_17543408.jpg

4年前のこの噴火によってえびの高原から高千穂河原へ霧島山縦走路が歩けなくなった
そしてさらに 昨2014年10月24日10:00 えびの高原にマグマが蓄積しているとの観測で気象庁はえびの高原硫黄山に火口周辺警報を発表した
そのため硫黄山火口周辺1kmは立ち入り規制になり 
現在は霧島山で最も登山者の多いえびの高原硫黄山登山口から韓国岳への登山はできなくなっている

 地域の住民や一般登山者はいつになったら元の状態に復するのかと期待しているようだが
研究者の人たちの考えは少し違うようだ 
霧島山は かりに状態が穏やかになっても内部は活発に活動している 
そしてそれは元には戻らず今後もたえず変化をしつづける それが活火山であり霧島山は活火山なのであると

 地質・火山・地震学も幾多の研究を重ね 多くの知見を得ているが 変化がいつどのように起こるか明瞭な予知予見はできない
起こりそうだと予想できてもそれがいつどのように起こるかが言えない
人の死はいつかとはっきり言えないように・・・ これが地球科学の宿命だと思った
活火山と共に暮らしていてもわれわれはこの曖昧さが却って気楽なのかもしれない










by wac89 | 2015-01-30 19:08 | 山歩き